2月24日《 マウント クック 》
NZの最高峰 Mt. Cook は余りにも有名な山ですが、ふもとの町まで車で行く
場合は 往復 120Km の寄り道となります。昨日、走り尽くしで疲れていたので、
それに天気も 回復したとは いえ、曇り空。到底山は見えない。もう寄るのは
中止しようかなと思った。しかし、せっかく 来たのだし、山麓を散策WALK
したい」という私の夢を聞いていたのか、相棒が「まあ 行くだけ行ってみよう」
という言葉をかけてくれたのと、湖面の色の素晴らしさに感動して、右折。
いざ山へと向かいました。
ハイキングコースから見るMt.Cook
《 トラッピング 》
Mt.Cook VIllage までの道中は素晴らしい景観でした。天気を嘆きつつも1時間。
Visitor center で 1 NZ$ でMap 購入。キャンピング駐車場から片道1時間40分
のTrappingに出かけました。吊橋を2つ超えたあたりから 正面にMt.Cook
。
でも頂上は厚い雲。空気が美味しい。道はちゃんと整備されていました。
日本からのツアーの方々も歩いておられました。ちゃんとガイドさんを同行し、
往復の間に4−5組合いました。NZの山を歩く そんなツアーなのでしょうか
しっかりした装備・服装で歩いておられました。
我々は軽装。靴もやや不安でしたが、道は良く、困りませんでした。
目的地 フッカー氷河湖に到着。フッカー氷河(HOKKER Glacier)末端のこの
湖には氷河の氷が浮いています。湖の先には Mt.Cook.
湖はフッカー氷河湖です。
持参した昼食を食べる。Churchの Pizza Houseのガーリックパンに Tekapoで
買ったサーモンとハムを挟み込んで食べる。 美味い! 景色も美味しいソース。
天の恵みか、信じられないことに見る見るうちに山を覆っていた雲が去り、
青い空の面積がどんどん大きくなってきました。とっくに撮ってしまった山頂
方面の写真を慌ててまた撮りなおし。正直溜息が出ました。
帰路出発の予定時間になっても、余りの美しい姿に戻る気になれず困りました。
とうとう山頂まですべて青空に。感激。またまた写真撮りなおしです。
Mt.Cookは富士山とそう変わらない高さなのに、景観は6000m級の山だと言われ
ますが、岩山と残雪それに氷河の景観がそう思わすのかも知れません。
浮かんでいるのは氷です。
15:00 後ろ髪ひかれながら、Mt.Cookを後にしました。
16:00 国道8号線 Omarama という町で 家に電話。公衆電話からDirect.
《 電話 》
関空で KDDI SUPER WORLD CARD というのを買いました。海外で使えるカード
と書いてあり、使い方など良く判らなかったけれど最低の1000円のを買いました。
これはちょっとダイヤルが長くなるのですが、カードも番号をもらうだけで、
丁度プリペイ携帯の様な使い方。指示された国番号やカード番号を順に入力する
だけで、残通話分秒を日本語で教えてくれ、通話できます。
結構便利だなあと思いました。残こっても、次の機会に他の国でも使えるし、
日本から海外への通話にも使えるし と1枚あっても良いと思いました。
NZの公衆電話は道路沿いに結構多くあります。田舎の方でもちゃんと設置して
あります。電話BOXにCARDと表示してありますが、これはクレジットカードでは
無く、プリペイカードの事です。試しにNZ10$のを買いましたが、全く簡単に
日本にかけられました。すごく便利です。また、感度も良好。国内通話感覚です。
19:00 【 QUEENSTOWN 着 】
2日続きのLONG DRIVE にやはり疲れを感じ、早くMoter Hotelを決めないといけない
と思いつつ、食事もまともに食べていなかったので、空腹を埋めるのが先と
サーモンのお寿司が食べたいと思い、和食のレストランに入りました。
正直、いまひとつ。日本語で注文できるのは有難かったけど、期待していた味には
ちょっと届きませんでした。
「どこか近くでお勧めのMoter Hotelありませんか?」と聞いたら、観光案内の
宿一覧表をくれました。
しょうがないので、町を一回り 1軒目はやや高く、2軒目は満室。3軒目で
決めました。 TWIN 1泊 NZ$ 120 。連泊です。
シャワーのあとビールを買いに町まで歩いて出かけました。町でInternet
cafe
を発見。1時間 NZ$ 5 でした。
《 インターネット 》
旅行中はYahooなどのfree web mail などを作っておくと大変便利。
普段使用しているメイン宛てのメールを転送指示し、旅先でも総てのメールの
チェックが出来ました。私はyahoo メールを作ってゆきましたが、yahoo
Japan
のwebサイトにアクセス。読むのは日本語でちゃんと読めます。
ただし、勿論ではありますが、貸してもらっているパソコンは日本語搭載しておらず
書くのはアルファベット。ローマ字のメールを作成し、送信しましたが、
これが不評。読み難い。以後は拙い英語で書きました。
QEENSTOWN 以後 大きな町では必ず internet cafe が存在して使えました。
だいたい1時間単位ですが、中には分単位で計算する店もあって、メールチェック
程度なら10分程で済、重宝しました。
若者はこういう店でネットゲームを楽しんでいました。また、学生がネットを使って
勉強している姿も見かけました。
2月25日 【 早朝散歩 】
Wakatipu湖に突き出たQUEENSTOWN Gardens に散歩に出かけました。未だ肌寒
かったけれど気持ちよく歩けました。感心するほどあちこちにベンチが置いてあり、
決まって景色の良いところでした。Walkingしている人達とすれ違うたびに
「hello! Hi !」 同好の士 何処も同じですね。公園内1時間程 WALK。
【 Milford Sound ミルフォード サウンド 】
まる1日かけて行く フィヨルド。Milford sound は 往復で 550KmのDriveです。
地図で見ると、直線距離で 約100Kmしか無いのですが、険しい山が阻み、道は
ありません。約3倍もの遠回りとなります。
「日本なら絶対トンネル掘って観光道路作るだろうなあ」と話しながら日帰り
LONG DRIVE 進めました。
前日に電話でフィヨルド観光の遊覧船の申し込みをしていたので、到着時間の
制限があり、往路はやや焦り気味に走りました。あと数十キロに迫った頃から
素晴らしい景観。思わず 「人間って小さいなあ」なんて哲学的な声が聞こえる
様な景色の中を走りました。
圧巻はホーマートンネル。狭く明かりも無い下り坂 ちょっとびびりました。
ボートで遊覧。海に接する出口まで2時間余りの遊覧でした。日本には絶対に
無いと思える景観でした。乗船口にほど近い大きな滝のほとりで小石を拾いました。
15:30 帰路出発 ( Milford sound から QEENSTOWN へ )
Te Anau (テアナウ)の町は落ち着いた湖のほとりの町、ミルフォードへの通過点
と思っていた。帰路食事休憩で立ち寄ったが、落ち着いたなかなかいい町である。
町のCafe で食事。今夜はポークがSpecial Price ですよ と勧められ、1つは
ポークで頼む。ボリュームがあるので、メインディッシュだけでお腹が一杯に。
タブーだけど、許可をもらって私だけビールを頂く。最高。
食事前に町の外れにある 鳥類の保護施設 Wildlife Center に立ち寄る。
飛べない鳥で絶滅したと思われていた タカヘを飼育している。見学無料。
ミルフォードの景観、テアナウの落ち着いたたたずまいを十二分に堪能し、
帰路を進みました。宿泊先も決まっているせいか気持ちはゆったり、往路は
100-120Km/h で飛ばしていた相棒も80Km/h ののんびりしたスピードで走る。
《 星空 》
ゆっくり走ったために QUEENSTOWNの町の明かりが見えた頃には すっかり
暗くなりました。車窓からはひときわ明るい星が見える。湖の傍の空き地に
停車し、空を見上げる。
天の川が見える。ほんとに川のように天を流れている。天の川の星を見て、
ガイドブックと照らせ合わせ 南十字星を見つける。感動。
普段 見たことも無いような 星空なんて中学生の時のプラネタリューム以来
だったけど、あんなに星が明るいとは、好きな人には堪らない夜空でしょう。
22:00 Moter Hotel に到着。
相棒は町へ買い物に、私はゆっくり湯船に浸かって リフレッシュ。
2月26日 【 QEENSTOWN 観光 車返却 クライストチャーチへ移動 】
《 Glenorchy 》
夕方の飛行機なのと、小さな町なので観光するのにまる1日は不要。さりとて
山歩き等には時間が足らない。JET BOAT を考えたが、気乗りがしない。
ロトルアのRafting で堪能したのか。結局名残惜しいドライブにした。
行き先は Wakatipu湖沿いに40分ほど北上した田舎町。せっかくだから
朝一番に行って、向こうのCafeで朝食を取ることにする。
湖はとにかく絵になる。ましてやこの数日間、見る湖はすべて山との景観が
素晴らしく。何度も何度も止まってはシャッター押しまくり。
Glenorchy の町は Visitor center と Cafe それと皮細工の店。JET BOATの
取り扱い会社があるだけのほんとにちっぽけな町でした。
まず、Visitor centerで JET BOAT聞いて見ましたが、本格的なコースで
13:30から出発し、4時間のツアーだとか。残念。16:00には車を返却しなければ
ならず、断念。期待はしていなかったけど、係りの人の熱心な説明と この
ツアーがいかに素晴らしいかの話を聞いて ちょっと口惜しく感じました。
朝食は今日は 正式のBreakfast。卵はfried(目玉焼)ベーコン ソーセージ
クルミ入りのトースト。机上には ジャム・マーマレード・蜂蜜など トーストに
塗るものが6種類も置いてあった。朝食一人 約1,000円。旨かった。
湖と白い雪を頂いた山を見ながらの食事は最高でした。
《 QEENSTOWN 》
町に戻ると Gondoraのターミナルへ。駐車場は満員。でもちょうど1台空いた。
Gondora はすごく急で、見る間に絶景。このシーンも必ず見る光景。あれだけ
写真で見ていたのにも関わらず感激。きれい。
山頂に設置してあるリュージュで遊ぶ。最初は普通コース。2回目は上級コース。
内緒だけど2回目にブレーキをかけすぎて下り坂で転倒。頭を打って、右手を擦り
むきました。
山を降りる前に展望台のさらに上の高台まで上がりもう一度じっくりと眺望を
楽しみました。どうしてこんなに綺麗なんだろうか?と不思議なほどの景色で
した。目の下ではパラグライダーの飛び出し場。次々と町や湖をめがけて
飛び出していました。
GONDORA で 町に降りて遅い昼食を取りました。ビーフのハンバーガー。
ところが思ったよりも時間がかかる。出てきたら余り時間が残っていない。
16:00までにレンタカー会社の空港の営業所に行かなければならない。gasも
満タンにしなければ、あと30分しかない。駄目だ!
ウェイトレスの女性に頼んで、TAKEOUT容器に詰め替えてもらい慌てて店をでる。
空港着。返却期限時間の5分前。荷物を降ろし、私は Thrifty のカウンター
を探しに、相棒は GASを入れに戻ります。車を戻す場所を確認。ところが、
GASを入れて 戻ってきた相棒は真っ青。財布が無い。さっき降ろした荷物に
入っていないか?と。私も真っ青。数秒後、後部座席に財布があるのを発見。
スタンドに戻り支払いをして戻ってくる。係員のお姉さんはちょっとの遅刻を
許してくれ 「THANK YOU!」やれやれ。
《 やった! 完走 2,548Km ドライブ終了です 》
< 続く 次は クライストチャーチ オークランド です>